tamago maturi’s diary

40代独身無職、借金360万円。

MENU

グループホーム2

前回のグループホームの記事で書き忘れたけど、このブログはフィクション

だからね(^_^;)

実在の人物や団体などとは関係ないから、この部分はゆめゆめ忘れないようにしてね(^_^;)

梅津さんとか高田さんとか赤羽さんとか書いちゃったけど、この3人が本当にいる

施設に思い当たる人がいても、それは偶然だからね(^_^;)

 

以下、前回の続き。

 

利用者に提供する食事は、飯と味噌汁は職員が作って、おかずは宅配業者が

届けてくれる冷凍食品を湯煎で温めるだけの施設だったので、この点は楽だった。

利用者9名に対し、不思議なことに食材は10人分届くので何でだろうと思ってたら、

時には施設長が冷凍の焼鮭を持ち帰ったり、職員がミートボールを持ち帰ったりしていた。

今思うと、適当な施設長だったな~と思うw

でも施設長は俺に対しても、「 調理番の時は、余った食材を持ち帰っていいからね 」 などと優しい言葉もかけてくれた。

 

梅津さんという美人はいるし、高田さんも良い人そうだし、特別養護老人ホームと比べて圧倒的に仕事は楽だし、食材は持ち帰れるし、なんて良い職場なんだろうと歓喜したね。

仕事と言っても、食事の準備、掃除機をかける、利用者2人のオムツ交換・口腔ケア・入浴介助、ラジオ体操、入浴準備、洗濯、リネン交換くらいなんだよ。

本当に楽だったね。

 

このまま1ヶ月くらい日勤して、それから夜勤だろうな~って勝手に思い込んでいたら、2週間目から夜勤に入ることになった。

夜勤は最初の1回だけ先輩の女性職員に付いてもらって見学したんだけど、あまりに

楽過ぎて驚愕したのを思い出す。

17時~9時までが夜勤なんだけど、夜間はみんな寝ているんで、すげえ暇なの。

昼間乾燥機にかけていたタオルや衣類を取り出して畳んだり、2時間おきに9人の部屋に行って安否確認したり、22時と03時に2人の排泄介助に入り、記録書く位で

とても楽な夜勤なの。

 

ただし、30分~1時間に1回くらいは利用者が居室からフロアに出てきて、

「おなかすいちゃったw 何か食べるものない?」と聞いてくるので、仕方なくお茶を入れて提供したり、「 私はいつ帰れるの? 」 と聞いてくるので、「 明日偉い人に確認しますから、今日はもう寝ましょう。ほらもう23時ですよ」などと対応しなくちゃならない。

そしてこの夜間の対応をいちいちしなくちゃいけないことが、次第に俺の心の中に

ストレスの暗雲を作り出すようになる。

 

ちなみに勤務3日目で判明したんだけど、美人の梅津さんは34歳で子供2人、

既婚者だったわw

そりゃそうだ、あんな美人が独身な訳ないもん。

仕事中に梅津さんと雑談して、静岡出身で元調理師という経歴を聞いた俺は

「 (なんだよw 田舎者の低学歴かw まともな親なら普通は大学に進学させるだろうに・・・。まあ美人だから学歴なくても問題はねえだろうが。女はいいよなあ) 」 

 

と心中で大いに嘲笑してやった。

 

今にして思えば、俺は嘲笑できる立場ではなかったんだけどね。

梅津さんは子供2人生んで日本に貢献しているし(^_^;)

俺は住民税滞納していて、国から155万円借りているし(^_^;)

 

既婚者とはいえ、職場に美人がいるというのは素晴らしく心地よいもので、梅津さんと一緒にシフトの日は、梅津さんにバレないように尻やうなじを目が充血しそうになるレベルで見まくったもん。

 

こうして平和に勤務していて、夜勤も月に6~8回も任されるようになり、給料も手取りで24万円くらいあったので問題なかった。

入社して1ヶ月過ぎた辺りから、すっかり仕事にも慣れ、俺の持ち前である

怠け癖であり人格破綻の性が出初めてしまい、夜勤中は酒飲んでスマホしたり、近くにあるコンビニに夜食や酒買いにいったり、休憩室で数時間前に目に焼き付けておいた梅津さんの尻を思い出してシコったりしてた。

 

コンビニに行くには当然2階から1階に降りなくちゃならんのだけど、エレベーター使うと「 チーン!扉が閉まります! 」 というデカいアナウンスが流れ、この音で3階の夜勤者にバレる可能性があったので、階段で1階に降りてコンビニ行ってた。

 

「(求人には夜勤休憩2時間 とか記載してあったクセに、2時間休憩なんかとれねえじゃねえか実際には。寝ていたらトイレットペーパーがないですとか利用者に起こされたり、家に帰りたいと言われて起こされるしよ・・・。

そのくせ2時間分、きっちり給料から引きやがって!だからの俺の夜勤中の飲酒や外出は当然の権利なんだからなあ。文句あるなら2時間分の給料を払いやがれ!

 

と心の中で悪態をついてた。

あと、夜勤中にトイレットペーパーや紅茶のティーバッグ盗んだり、風呂場に行って

入浴剤のバブ盗んだり、粉末洗剤盗んで自宅で利用してた(^_^;)

 

でも罪悪感なんてものは俺の中には微塵も無くて、

 

「(休憩2時間も取れないのに給料から2時間分引きやがって。とんでもね嘘求人でこの俺を釣ってくれたなあ。休憩時間中に利用者から対応求められる環境というのは休憩時間でなく待機時間=労働時間なんだからなあ。

なんといっても裁判の判例があるんだからなあ・・・。

つまりてめえらが俺に対してやっていることは法律違反なんだからなあ!

俺の財布から2時間分の金を盗んでいるのと同じ行為をしていやがるんだから、

こっちもせいぜい好きにやらせてもらうよw

だいたいよ、施設長や職員が食材持ち帰っているのは本社のお偉方は知っているのか?家族から受け取った利用料が職員の食べ物になっているという事実は家族は知っているのか?何なら俺が本社と家族、市役所の福祉課にチクってやってもいいんだぞ)」

 

という大義名分があるので、当然の権利として盗んでいたね。

 

ただ、求人に嘘を記載し、これにまんまと釣られて応募してしまった自分への怒りというのも沸々と湧いてきていて、次第にこの怒りは同じ職場の高田さんや梅津さんにも

向けられることになった。

 

梅津さんは休憩時間にいつも、インスタントのカップスープしか食べない人なんだよ。

春雨ヌードルとか、コーンポタージュとかあるじゃん。

それを見た俺は当初、

 

「(やっぱ美人でスタイルいいから、カロリー取りすぎないように気をつけているんだなあ。美人でスタイル維持しているのも納得だわ。旦那さん羨ましいなあ・・・。)」

 

などと思って感心していたんだが、ある時からはこれが酷く癪に触るようになり、

 

「(34歳のババアじゃねえかしょせんは。何を気取って少食アピールなんかしていやがるんだこの田舎者は!てめえなんぞ所詮は静岡の茶畑から出てきた田舎者じゃねえか。この専門学校卒の低学歴めがっ!)」

 

と心の中で罵声を浴びせかけるようにもなった。

 

すると次第に梅津さんの方でも俺の顔つきというか心の中の罵声に気づいた訳はないだろうけど、何となく俺と距離を置くようになってきた。

それまでは休憩中に、子供がサッカークラブに入っていることや、長男がスマホを持つようになったこと、これからお金がかかるので一層仕事に励む旨を俺に話してくれていたのだが、こういう雑談がほとんど無くなった。

 

そして入社して9ヶ月位たったある日、決定的なことが起きた。

その日は梅津さんと施設長と一緒のシフトだったんだけど、この前日に梅津さんは子供の発熱で休んでいたんだ。

俺が利用者が食べた食器をキッチンで洗っていたら、梅津さんが来たので

「おはようございます。もうお子さんの具合は良いんですか?」と心にも無いことを

社交辞令で言ってやると、「まだ本調子じゃないんですけど、今日は主人が夜勤明けで家にいるので、任せてきました」とのこと。

 

これに 「(夜勤明けってことは何の仕事だ・・・?

タクシー運転手か介護、看護、工場で肉体労働か?いや・・・まさか医者はありえないだろうし、男で看護もないだろ・・・。てことは俺と同じ介護か肉体労働だろうなw

はははっ!w 美人なのに肉体労働者と結婚しちゃったのかい梅津さんw

夜勤なんてやっているようじゃ大した職種じゃねーわなw タクシーか?wトラック運転手かい?w 所詮、専門卒じゃあ大した男とは出会えないわなw 

残念だったねえw)」

 

と心中で大いに爆笑してやり、あまりの愉快さにスポンジで皿を洗いながらニヤニヤしてしまった。

するとこの会話を聞いていた施設長が口を挟んできて、「あれ?夜勤てことは、もしかして梅津さんの旦那さんて同じ介護職なの? 」 と梅津さんに言う。

 

これに俺は興味津々で食器洗いの手を止めて返答を聞き逃すまいとすると、

梅津さんの口から

「 違いますよ~。介護な訳ないじゃないですか。○○○(超大手通通信会社)って知ってます?そこでエンジニアしているんです 」

と勝ち誇ったような満面の笑みで答える。

 

これを聞いた瞬間、いや・・・瞬間どころではなく刹那、

「(てめえ!介護な訳ないと抜かしたな!!!馬鹿野郎!じゃあ男で介護職の俺の立場はどうなるんだ!こいつ俺が聞いているのを意識してわざと介護な訳ないと言いやがったな!よくも俺に対して宣戦布告してくれたな!!!!!!)」

 

と頭に怒りの血液が勢いよく逆流するのが自分でもハッキリ分かる程、怒り心頭に達した。

これに加えて、旦那が底辺労働者という俺の確信が見事に打ち砕かれたショックで、もう全てをぶち壊して帰宅したくなり、次の瞬間には梅津さんに近づいて

 

「すいませんね、男で介護なんかしてて」 と梅津さんの目を見て言ってやった。

すると、「いや、そういう意味で言ったんじゃないです」などと口答えされて、一気に

怒りの炎が燃え上がり、それこそ心の底から声を張り上げ梅津さんの顔面の近くで

 

「馬鹿野郎!!さっき介護の訳ないと言ったじゃねえか!施設長や俺に対して失礼だろ!てめえみたいな専門卒に舐められてたまるか!何が、○○○(超大手通通信会社)って知ってます? だ!あれだけテレビで馬鹿みてえな子供騙しのくだらねえCMを

大量に流していやがるんだから知らない訳ないだろ! 優越感に浸りたいからってくだらねえ小芝居するんじゃねえよ!それとこの際だから言っておいてやるが、おめえの靴の履き方はなんだ!カカトを踏み潰して履いていやがって!てめえみたいなだらしない女に育てられている子供がかわいそうだ!お前の親もどうせまともじゃねーわ!てめえの娘を専門学校なんかに行かせちゃうんだからなw これには笑ったよ正直w」

 

と怒鳴り散らしてやったら、「は?何を興奮してんの?w」と薄ら笑いをしながら余裕の表情で答えてくる。

 

もうこうなったらこいつをボコボコにして、いっそのこと刑務所にでも行くかと思った。

犯罪歴ないので、口喧嘩が原因の暴力で初犯なら罰金刑で済むであろうという計算もあった。

が、やはりさすがにそこまでの行動を起こす勇気は俺にはなく、

「うるせーや、専門出て調理師として使い物にならなくて介護に逃げてきた

クセによw せいぜい年寄りの糞拭きしてろやw」 と梅津さんに吐き捨て、

 

横でポカーンとして馬鹿みたいな顔でこの一連の騒動を見ていた施設長に

「もうこうなったら、自分としても立つ瀬がありませんので、これで辞めさしてもらいます。施設長は、あんな失礼なこと言われてよく平気でいられますねw 」 

と言って、更衣室で着替えて帰宅。

更衣室に施設長は追ってこなかった。

その後、自宅に健康保険の資格喪失証、退職届と返信用封筒なんかが送られてきたけど、すべてゴミ箱に捨ててやった。

もちろん退職届も送らず、保険証も返さず。

 

これが俺が30代後半の一時期、働いていたグループホームでの顛末。

 

後に思ったんだが、俺が梅津さんに言った 

専門出て調理師として使い物にならなくて介護に逃げてきたクセによw

という言葉は、俺にも当てはまるんだよw

俺は大学出て社会人として駄目だったから介護に逃げてきた訳で・・・(^_^;)

 

あはは(^_^;)

こんな感じで色々な職場を転々としているのが俺という人間なんだ。

 

ちなみに令和3年度は6社も退職したよ(^_^;)

確定申告の控え

40800円てのは3日で退職した会社、13600円てのは1日で辞めた会社w

介護の仕事を紹介してくれる派遣会社は腐る程たくさんあるし、これだけ退職しまくって迷惑かけても、また仕事紹介してくれるんだよね(^_^;)

派遣会社からしたら、俺みたいなクズでも送り込めば金になるからね(^_^;)

 

フヒヒw